対話式算数E第1話

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概要

第1話は和差算です。

和差算というと線分図ですが、私は、線分図は見るためのもので、解くためのものとは考えていません。

模式図をかく力は勉強には必要ですので、4年生なら線分図をかいても良いと思いますが、5年生で、できるだけ負担の少ない勉強にしていくと考えると、線分図をかく練習は不要だと判断し、線分図無しで話を進めました。

大手塾のテキストの和差算とはかなり異なっていますが、これが1年間短縮できている秘訣だとご理解いただきたいと思っています。

もちろん線分図は見て納得するための良いツールですので、解説では線分図を載せています。

線分図は説明用で、解くときはそれとちがうものを書くように導いています。

誤解のないように書きますと、線分図無しで計算式だけで解くという意味ではなく、線分図のかわりに表を書くことを推奨しています。

第1話なのでというわけではありませんが、和差算は受験算数の中では最も軽い単元で、テーマは3つです。

  1. 和差算の基礎
  2. 和差算とお金
  3. 3数の和差算

1の基礎で和差算の解き方(書き方)をしっかり説明しています。

2は、和差算の定番の問題はお金であることが多いので、お金の問題にしました。

和差算の実戦的な問題に触れていきます。

3は、3数の和差算で、これは線分図で解くと、結構、混乱しやすく苦戦する子も多いですが、線分図をかかない解法を推奨していますので、重要ポイントだけしっかり注意して解けば、それほど難しくないと思います。

線分図をかかないから簡単にできるというように、一般的によく使われる解き方を利用しないと、易しく解けるというのは受験算数ではよくある話です。

対話式算数Eは普通のテキストではなく、本編を読んでいくことで算数の考え方を身につける教材です。

本編を読むことと演習問題を解くことのバランスを上手く保って学習を進めて欲しいと思います。

演習問題について

今回は練習問題は1~8の8問、必須問題は9~12の4問、難問は13~15の3問です。

難問はいずれも高度ですので、先送りで良いです。

7,8,12を丁寧に解けるようにすると良いと思います。

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